ごぼうの食物繊維は水溶性と不溶性でどう違う?それぞれの特徴と取り入れ方

ごぼうは、食物繊維を含む野菜としてよく知られています。

ただし、食物繊維には大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があり、それぞれ性質が異なります。

ごぼうの特徴は、どちらか一方だけではなく、水溶性と不溶性の両方を含んでいることです。

この記事では、2種類の食物繊維の違いと、ごぼうを毎日の食事へ無理なく取り入れる方法を分かりやすく紹介します。

目次

ごぼうにはどのくらい食物繊維が含まれる?

文部科学省の食品成分データベースによると、生のごぼう(根・可食部100g)には、食物繊維が合計5.7g含まれています。

内訳は次のとおりです。

食物繊維の種類100g当たりの量
水溶性食物繊維2.3g
不溶性食物繊維3.4g
食物繊維総量5.7g

ごぼうは、水に溶ける食物繊維と水に溶けにくい食物繊維を、どちらも含む野菜です。

※数値は「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」の生ごぼうの値です。品種、産地、加工方法などによって変わる場合があります。

水溶性食物繊維とは

水溶性食物繊維は、その名のとおり水に溶けやすい性質を持つ食物繊維です。

水分を含むことで粘りを生じるものや、腸内細菌によって発酵されやすいものがあります。食物繊維は種類によって性質が異なるため、すべてが同じ働きをするわけではありません。

ごぼうに含まれる成分としてよく知られているイヌリンも、水溶性食物繊維の一種です。

水溶性食物繊維の特徴

  • 水に溶けやすい
  • 種類によっては水分を含んで粘りが出る
  • 腸内細菌に利用されやすいものがある
  • ゆでる、煮るなどの調理では、煮汁側へ移る場合がある

スープ、味噌汁、鍋、炊き込みご飯など、煮汁まで食べる料理にすると、ごぼうから溶け出した成分も料理の中に取り入れやすくなります。

不溶性食物繊維とは

不溶性食物繊維は、水に溶けにくい食物繊維です。

野菜の筋や皮などにも含まれ、水分を吸って膨らむ性質を持つものがあります。ごぼうらしい繊維質な食感にも関係しています。

不溶性食物繊維の特徴

  • 水に溶けにくい
  • 食材の中に残りやすい
  • よくかむ料理に取り入れやすい
  • 抽出液だけでは摂りにくい部分がある

ごぼう茶のように煮出した液だけを飲む場合、茶殻として残る不溶性の部分まですべて摂ることはできません。

一方、ごぼうそのものを食べたり、粉末を料理や飲み物へ混ぜて摂ったりすれば、水に溶けにくい部分も一緒に取り入れられます。

水溶性と不溶性は、どちらが大切?

「水溶性と不溶性のどちらを選べばよいのか」と考えがちですが、大切なのは一方だけに偏らず、さまざまな食品から食物繊維を摂ることです。

ごぼうだけで必要量を満たそうとするのではなく、穀類、豆類、野菜、果物、いも類、きのこ、海藻などを組み合わせることが基本になります。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、食物繊維の目標量が定められています。しかし、毎日細かく計算するのは簡単ではありません。

まずは、いつもの汁物や主菜、副菜へ食物繊維を含む食材を一品足すことから始めると続けやすくなります。

ごぼう茶とごぼう粉末では摂り方が違う

ごぼうの取り入れ方には、それぞれ特徴があります。

取り入れ方特徴
ごぼうを料理して食べる食感を楽しみながら、ごぼうを丸ごと食べられる
ティーバッグで抽出する手軽に香りを楽しめるが、茶殻として残る部分がある
ごぼう粉末を混ぜる粉末そのものを摂るため、水に溶けにくい部分も取り入れやすい
スープや味噌汁に加える飲み物よりも食事へ組み込みやすく、煮汁も一緒に摂れる

どの方法が優れているというよりも、目的や続けやすさに合わせて選ぶことが大切です。

香りを楽しみたいときはお茶、食事に取り入れたいときはスープや料理というように使い分けると、無理なく続けられます。

焼ごぼうパウダーなら、ごぼうを丸ごと料理へ

瀬戸プレスフーズの焼ごぼうパウダーは、皮付きのごぼうを独自の瞬間高温高圧焼成法で加工しています。

抽出液だけを利用するのではなく、粉末そのものをお湯や料理へ加えるため、ごぼうの水に溶ける部分と溶けにくい部分を、素材として丸ごと活用できます。

また、ごぼう特有の土臭さやえぐみを抑えながら、胡麻やナッツを思わせる香ばしさを引き出しているため、健康のためだけでなく、料理の風味づくりにも使えます。

毎日の取り入れ方

  • 味噌汁や豚汁に加える
  • スープやポタージュへ混ぜる
  • 豆乳や白味噌と合わせてソースにする
  • 炊き込みご飯やリゾットに加える
  • ヨーグルトや飲み物へ少量混ぜる
  • サブレ、シフォンケーキ、クランブルなどの菓子に使う

一度に多く加えるよりも、まずは少量から、料理の味や食感を確認しながら調整するのがおすすめです。

ごぼうは「食物繊維」と「おいしさ」を一緒に取り入れられる

ごぼうには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。

水溶性と不溶性は性質が異なりますが、どちらかだけを選ぶのではなく、日々の食事の中でさまざまな食品から取り入れることが大切です。

焼ごぼうパウダーなら、下処理の手間をかけず、汁物、ソース、ご飯、菓子などへごぼうを加えられます。

食物繊維のために我慢して食べるのではなく、香ばしさやコクを料理へ加えた結果として、ごぼうを自然に取り入れられることが大きな特徴です。

ごぼうを丸ごと活用できる焼ごぼうパウダーについては、次の記事でも詳しく紹介しています。

ごぼうを丸ごと、香ばしく。毎日の食事に手軽な食物繊維を。

次回は、瀬戸プレスフーズの分析結果をもとに、焼ごぼうに含まれる低分子水溶性食物繊維について紹介します。


参考資料

この記事を書いた人

目次